冬になると、父からもらったセーターをほとんど毎日着る。このセーターは未脱脂のウールを使っているらしく、保温性が非常に高い。着用するとあまりにも暖かいので、私はこのセーター無しに冬を乗り越えられないとすら思う。
長い期間メンテナンスせずに着ているのでそろそろクリーニングに出そうと思い、数日前初めてクリーニング屋に持って行った。毎シーズン終わりにクリーニングに出してしまうとむしろ劣化を早めてしまうと考えていたので、これまで渋っていた。
近所のイオンに入っているクリーニング屋の店員さんにセーターを見せたら一言、「このセーターは革のエルボーパッチが大きすぎるので皮革製品扱いになります。金額は¥5500になります。」と告げられた。
私は心の中で「たけぇ~!」と叫んだ。セーターには悪いが一旦引き上げた。ネットで「セーター エルボーパッチ クリーニング 相場」等と調べたがマルジェラのエルボーパッチニットの自宅メンテナンス方法ばかりが出た。
クリーニングの値段を聞いた私は、その瞬間にいくつかの思考が頭をよぎった。
まず1つ目は、エルボーパッチのニットをこれ以上増やすと、出費が大変になる事だ。というのも、このセーターを長く着るためにもう一着似たセーターを買おうと思っていたのだ。しかし、未脱脂のウールで編まれたセーターのほとんどは、エルボーパッチが付いたデザインになっている。購入すれば、数年に一度ではあるが確実に高いクリーニング費が掛かるようになってしまう。
2つ目は、他のクリーニング屋に持って行ってみる事だ。私のアトリエの下は老舗のクリーニング屋なのだが、そこでも同じような値段なら納得してクリーニングをお願いするだろう。
3つ目はセーターをクリーニングに預ける間に着る衣服の問題だ。クリーニングの金額も高いが、実はそれ以上に響いたの納期だった。
およそ一ヶ月。
私の冬用の衣服は限りなく少ない。流石にまずいと思い、数日前にOneohtrix Point NeverがOnline Ceramicsとコラボした厚手のフーディーを購入した。友人のMESSに教えてもらった超厚手のフーディーも買おうと思っている。これらがあればギリギリ冬を越すことは可能になりそうだし、セーターを長く着るための代替品も手に入る。
メンテナンスについて書きたい事はまだあるが、この記事の文字数があと少しで1000文字に達してしまうので、続きはまた明日以降に書く。
“240202-メンテナンスのことを考える” への1件のコメント
[…] 昨日の続き。 […]