241206-あきらめたり手放したりすること


さっき、Instagramで好きなアーティストであるMr.の投稿を見ていた。Mr.の作品は自分の小学生時代の趣味と大きく重なる美意識の作風で、いつかは彼の作品が欲しいと思っている。

数年前に村上隆の本でMr.についての記述を読んだのだが、アーティストになる為に相当苦労していたらしい。しかし、Mr.のスケッチか何かを見た村上隆のアドバイスが、今のMr.の作品の方向性を切り拓いたとかなんとか。

Mr.のInstagramを見ていると、アーティストとしてやっていく為には生半可な覚悟では無理だという事がひしひしと伝わってくる。制作中の飯の投稿とか、クオリティを徹底的に詰める姿とか、孤独と向き合う事とか、、、。そんなリアルをみていると、私もここまで全てを振り切ってしまいたいと思う。でも出来ていない。きっとまだ怖いのだと思う。

明らかに大人と言える年齢になってから、人に良く見られたいという思いが強くなってきた。嫌われたくないし、常にアーティストとしてみられたいし。でも無理はしたくないし、、、等等。

そんなクソ喰らえな言い訳をするくらいだったら手を動かせという事だ。安心して手を動かせばいいし、金銭的、時間的、気持ち的などれかで断りたい予定は断って、手を動かせばいい。もっと自分の世界を生きていいという実感を得るために手を動かせばいいのだ。

私が思うに、私が好きなアーティストたちは、確実に手を動かし続けている。それを続けるための環境と理由を作り、金を稼いでいる。そして多分、手放したことや諦めたことがある。

私もそうなりたいし、自分が手放したい事や辞めたいこと、諦めたい事は今でもたくさんある。言い訳をせずに手放したり、辞めたり、諦める勇気を持ちたい。


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